季節の変わり目は空気の乾燥や気温差、花粉などの影響で肌が敏感になりやすい時期です。いつものスキンケアでは物足りなさを感じたり、かゆみや赤みが突然出たりとトラブルが起こりがち。今回は自宅でできる保湿&鎮静テクニックから、サロンでのケアまで、幅広くご紹介します。敏感肌をしっかり守って、心地よい肌コンディションをキープしましょう。
季節の変わり目と敏感肌
春先や秋口になると、紫外線量や花粉量、急な気温変化など、肌に負担をかける要因が一気に増えます。その結果、肌バリアが低下し、わずかな刺激にも過敏に反応してしまうのです。まずは敏感肌の仕組みを理解して、適切な対策を始めましょう。
肌バリア機能の低下
肌表面の角層には外部刺激をブロックするバリア機能が備わっています。しかし、乾燥や紫外線ダメージを受けるとセラミドなどの保湿成分が減少し、バリア機能が弱まります。結果として水分が蒸散しやすく、赤みやかゆみが現れやすくなるのです。
毎日のスキンケアで補うべきは、まずこの“バリア成分”のサポート。セラミドや天然保湿因子(NMF)を含む化粧品を取り入れると、肌のうるおいをしっかり保持できます。
また、クレンジングや洗顔の際には過度な摩擦や熱いお湯を避け、できるだけ低刺激のものを選んで肌をいたわりましょう。
外的刺激の増加
季節の変わり目は花粉だけでなく、ほこりや大気汚染物質も肌に付着しやすくなります。そのまま放置すると炎症を引き起こし、さらに敏感さが悪化することも。
外出後は優しくすすぎ洗いを行い、化粧水をたたき込むようにして肌の汚れと一緒に刺激要素をオフ。洗浄力の強すぎないミルクタイプや保湿成分配合の洗顔料がおすすめです。
マスク生活が続く中で肌内部にこもった蒸れや雑菌も気になるポイント。保湿後は肌表面を清潔に保つことを意識しましょう。
生活リズムの変化
気温差や花粉症の不快感で睡眠の質が低下すると、肌のターンオーバーも乱れがちに。夜間に分泌される成長ホルモンやセラミド生成が不足すると、翌朝の肌は乾燥し、メイクのノリも悪くなります。
適度な運動や入浴で身体を温め、質のよい睡眠をとることも敏感肌対策の一つ。寝具もこまめに洗濯し、ホコリやダニを減らして肌トラブルを防ぎましょう。
また、ビタミンやミネラルを含むバランスのよい食事を心がけ、内側からも肌をケアしていくことが大切です。
自宅での保湿テクニック
敏感肌の基本は“しっかり保湿”。高機能コスメを使わなくても、毎日の使い方次第で肌のうるおいは格段にアップします。ここからは簡単に取り入れられる3つのテクをご紹介します。
やさしい洗顔選び
まずは洗顔から見直しましょう。肌に必要な皮脂まで取り去ってしまう強い洗浄成分は避け、低刺激で肌にやさしいタイプを選びます。
目安としては、弱酸性やアミノ酸系洗浄成分配合のもの。泡立ちがよく、なめらかなテクスチャーなら摩擦が減り負担を軽減できます。
また、洗顔時のぬるま湯は32~34℃をキープ。熱すぎるお湯は皮脂を奪い、乾燥を招くので要注意です。
多層保湿のすすめ
化粧水→美容液→クリームと、多段階で重ねる“レイヤリング”は敏感肌も大歓迎のテクニック。肌の奥から表面までうるおいの層をつくり、バリア機能を強化します。
化粧水はたっぷりと手のひらで押し込み、美容液でセラミドやアミノ酸などの有用成分を補給。最後に油分でフタをして乾燥をシャットアウトしましょう。
ポイントはひとつひとつのアイテムを“少量ずつ丁寧に”。つけすぎると肌に負担となる場合もあるので、肌状態と相談しながら調整してください。
インナードリンクや食事
肌のうるおいは食事や水分補給からもつくられます。日中はこまめに水やハーブティーを飲み、身体の内側にも潤いを行き渡らせましょう。
また、青魚に含まれるオメガ3脂肪酸や、ナッツ類のビタミンEは肌の抗炎症作用をサポート。積極的に取り入れてバリア機能を助けるのもおすすめです。
食事バランスが乱れると肌荒れを招きやすいので、和食中心の献立や発酵食品を活用し、腸内環境から整えていきましょう。
サロンでの鎮静ケア
自宅ケアだけでは追いつかないときは、専門のエステサロンでの鎮静&保湿トリートメントがおすすめです。プロの手によるやさしいケアで、敏感に傾いた肌を立て直しましょう。
低刺激フェイシャル
天然由来の保湿成分を贅沢に使ったフェイシャルマスクや美容液を用い、じっくりと肌に浸透させるトリートメントです。敏感肌専用メニューなら、無香料・無着色のやさしい処方で赤みを鎮静。
当サロンでは季節に合わせた鎮静パックをご用意し、肌が弱っている時期でも安心して受けていただけます。
サロンの落ち着いた空間でリラックスしながら、心身ともにストレスをオフできるのも魅力です。
プロのハンドトリートメント
エステティシャンの丁寧な手技で、リンパの流れを促進しながら不要な水分や老廃物をすっきり排出。むくみ解消や血行促進効果も期待できます。
顔筋をほぐすようにマッサージすることで、肌のトーンアップやハリ・弾力の向上にもつながります。
自分では届かない範囲までケアできるのが、サロンならではのメリットです。
アフターケアアドバイス
施術後の肌は吸収力が高まっているため、自宅でのスキンケア方法やアイテム選びのアドバイスも受けられます。
その日の気温・湿度に合った化粧品の使い方や、簡単にできるマッサージ法など、オリジナルのホームケア提案で肌のコンディションをキープ。
一人ひとりのライフスタイルに合わせたアドバイスは、敏感肌改善への近道になります。
まとめ
敏感肌対策の基本は「バリアを守る」「潤いを与える」「鎮静する」の3ステップ。季節の変わり目は特に肌が揺らぎやすいので、毎日のスキンケアと生活習慣を見直して、敏感期を乗り切りましょう。
自宅でのやさしい保湿テクと併せて、プロのケアで肌をリセットすれば、うるツヤ肌が長続きします。気になる方はぜひ一度サロンにご相談ください。
肌が整うとメイクのりもよくなり、気分まで明るくなります。新しい季節も自信をもって美肌を楽しんでいきましょう!
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